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表の利用

表の利用とは

Wordで作成する表にはExcelとよく似た表計算の機能がついています。本格的な表計算をできるほどではありませんが、セルの合計や平均を計算する程度の機能は利用可能であり、これらの機能を使いこなすことで文書に数式を利用した表を組み込むことができるようになります。

数式の利用

Excelの表と同じくWordの表にもセルを示す座標があります。座標は列をアルファベット、行を数字で示し、以下の表のように割り当てられています。

A1 B1 C1
A2 B2 C2
A3 B3 C3

これらの座標を使って単純な四則演算を行うには「+(足し算)」「-(引き算)」「*(掛け算)」「/(割り算)」の記号を使って以下の式のように記述します。

=A1+B1
=A1-B1
=A1*B1
=A1/B1

ここで注意してほしいのは上記の式をセルに直接入力しても計算はされないという点です。Wordで数式を入力するには以下の手順を行う必要があります。

  1. 「挿入」タブをクリック
  2. 表グループの表をクリックして3×3の表を挿入
  3. セル「A1」に「2」を入力
  4. セル「B1」に「3」を入力
  5. 「レイアウト」タブをクリック
  6. セル「C3」にカーソルを移動
  7. 「データ」をクリック
  8. 「計算式」をクリック
  9. 計算式ダイアログで数式を入力して「OK」ボタンをクリック
  10. セル「C3」に数式の計算結果が表示される

上記の手順で入力された数式は「フィールド」としてセルに挿入されます。セルとフィールドは別々のものですので数式が入力されたセルに文字を入力することもできます。また、フィールドは「フィールドコード」に表示を変更することができます。フィールドコードを表示させるにはフィールドを右クリックして「フィールドコードの表示/非表示」をクリックすることで行うことができます。また、フィールドは参照元の数値が変更された場合、自動的に数式の再計算が行われません。数式の再計算をするためにはフィールドを右クリックして「フィールド更新」をクリックする必要があります。

関数と引数

関数とはあらかじめ定義されている処理のことで、引数として渡された値をもとに計算を行い、その結果を返します。WordにもExcelに似た関数が存在し、数式に組み込むことができます。Wordでは関数へ引数を渡す方法がいくつか用意されています。以下に示す例は引数で指定された値の合計を求めるSUM関数を使った場合の引数の渡し方です。

=SUM(A1,B1,C1)

上記の式はセル「A1」とセル「B1」とセル「C1」の合計を求めます。「,(カンマ)」でセル座標を区切って指定すると、セル一つ一つの値が関数へ渡されます。

=SUM(A1:C2)

上記の式はセル「A1」「B1」「C1」「A2」「B2」「C2」の合計を求めます。「:(コロン)」でセル座標を区切って指定するとコロンの左側に指定されたセルを左上、コロンの右側に指定されたセルを右下とした範囲の値が関数へ渡されます。

=SUM(LEFT)

上記の式は式を配置するセルによって合計される範囲が異なります。「LEFT」キーワードで引数を指定した場合、数式が指定されたセルから見て左側に存在するすべてのセルの合計を求めます。上記の式をセル「C1」に配置した場合はセル「A1」とセル「B1」の合計が求められることになります。引数に指定できるキーワードは下記に示す4つがあります。

LEFT
数式が指定されたセルの左側に存在するすべてのセルが対象となります。
RIGHT
数式が指定されたセルの右側に存在するすべてのセルが対象となります。
ABOVE
数式が指定されたセルの上側に存在するすべてのセルが対象となります。
BELOW
数式が指定されたセルの下側に存在するすべてのセルが対象となります。

Wordで利用できる主な関数

ここまでの例で使用したSUM関数以外にも下記のような関数が利用できます。

SUM
指定された範囲の合計を求めます。
AVERAGE
指定された範囲の平均を求めます。
MAX
指定された範囲の中から最大値を求めます。
MIN
指定された範囲の中から最小値を求めます。
COUNT
指定された範囲の中からデータの個数を求めます。